|
紅蓮の大地を進むヴァイオレット号。ホライゾンラダーを見上げるクラッキーと魔ゐは、紫と黄色の世界にも同じ物があったと話す。マギサが望遠鏡で見るとその頂上部に勇貴と華実がいた。勇貴の手には赤のグランドコアが握られていた。それを見たマギサはスーパーケッターに乗り、飛び出していった。
ホライゾンラダー内部ではミミ族、グリ族などが強制労働を強いられている。なぜこんなことをするのかと問うダン達にカザンは人類を救うために必要な事なのだという。カザンの言葉にダン達は納得がいかない。ダンは勇貴を止めるべく階段を駆け上がっていく。
マギサは勇貴の計画を阻止しようとするが、出がらし魔法では強大な魔力を手にした勇貴にかなわない。勇貴の放った衝撃波によってホライゾンラダーの外へ放り出されそうになったマギサの手を駆けつけたダンが掴んだ。みんなを苦しめて平気な顔をしている勇貴たちには協力できないとダンはデッキを構える。勇貴はダンを華実に任せホライゾンラダーを起動させるべくその場を去っていった。ダンはターン毎に昇龍バルムンク、龍皇ジークフリードを召喚する。ダンはジークフリードのレベルを上げ、さらに雷皇龍ジークヴルムを召喚する。華実はネクサスのレベルを上げただけでターンエンドを告げる。何もしない華実にダンは苛立ちながら一気に攻撃しようとする。ダンのドラゴンたちは咆哮を上げバトルフォームも真っ赤に輝く。魔法を打ち合う勇貴とマギサ。突然マギサの杖の先が赤く光り始める。それをみた勇貴は赤の戦士が目覚めようとしているのかという。ズングリーの家族をめちゃくちゃにしたことを攻めるダンの言葉に華実は反応し、響く地鳴りにあわせ華実の長い髪がうねり始める。その瞳は深い闇のように真っ黒に染まっている。激しい振動がフィールドを揺らし、空には不気味な亀裂が走る。髪をなびかせながら顔を上げる華実。その口元には怪しい笑みが浮かんでいた。
|
|
|
|
|
|