町長と娘のサルマは、切り札を隠していた。それは魔族の子、アンとファン。人質にして交渉材料にするつもりだ。まゐはザジ達と同じ事をしていると町長達を非難し、ダンはアンとファンを連れ帰ろうとする。そこへ町の男ルチャが現れ文句を言うが、ダンは“文句があるならバトルするか”と凄み、ソフィア号に連れ帰ってしまう。切り札を失い不安がるサルマ達を見ていたルチャは、三年ぶりに決意、グレート・イーグルの覆面をつけ、ダンにカードバトルを挑む。イーグルとして戦っていた三年前、圧倒的な敗北をしてしまったルチャは、それ以来カードを握ることさえも恐ろしくなっていた。しかし、ダンが救世主として戦う価値がある人間なのか確かめる為、再び立ち上がったのだ。バトルで応えたダンは、「太陽龍ジーク・アポロドラゴン」でアタック。続けて「ブレイドラ」で畳みかける。ライフで受けコアを増やすルチャ。それはかつての激突王のバトルスタイルだった。ルチャは、異界王を倒した激突王に惚れ、師と仰いでいたのだ。「幻羅星龍ガイ・アスラ」をドローし、召喚したルチャは、続けざまにアタック、【超覚醒】を発動させ、ガイ・アスラで波状攻撃をダンに加える。ライフを削られるダン。さらにレベル4にアップしたガイ・アスラでアタック、ライフを2つ削るルチャ。だが、ダンは異界王は過信で身を滅ぼしたと言い放つ。コアを使用できるスピリットがいなくなったガイ・アスラがアタックできずターンエンドすると、ダンが反撃開始。「刃狼ベオウルフ」を召喚し、ジーク・アポロドラゴンにブレイヴさせる。ガイ・アスラにコアを食わせすぎたルチャは、マジックを使用できずにブレイヴアタックで倒される。その瞬間、ダンが激突王本人だと気づくのだった。引退を考えるルチャにダンは自分なら次のバトルに向けてデッキを組み直すと言い残す。マスクを捨て正体を明かしたルチャは、町の人々から町の守りを託されるのだった。