女王の死で混乱する魔族の首都オクト。バローネは同胞のため魔光殿に残る。ギルファムを匿ったクラッキー達は環境変化で誕生した島にいた。そこはルガインとザックが人間と魔族の融和のために作った国。ギルファムは人間に対する偏見を捨て、ダン達に協力を約束する。
一方、ステラはポールロスト対策を考案。宇宙用ブースターを装着したソフィア号で衛星軌道上の宇宙ステーションへ行き、停止しているコアシステムを復旧すれば極点探査が可能だという。そんな時、上空に突如バトルフィールドが出現する。野卑なゾルダーにバローネが辛い思いをしたと思いこんだフローラが彼を懲らしめるため、バトルを挑んだのだ。
互いにネクサス「賢者の樹の実」を配置した二人は、同戦法でコアを稼ぎあう。ゾルダーはダン達の時代で百瀬勇貴の生まれ変わりだが、実はフローラも百瀬華実の生まれ変わり。さらにグラン・ロロの過去では相思相愛の白の世界の王と緑の世界の姫の生まれ変わりで、再び時を越えて再会したのだ。
ゾルダーは「翼神機グラン・ウォーデン」を召喚してアタック、フローラの「ホウオウガ」を破壊。さらなるアタックに対して「アメンボーグ」を【神速】召喚して防いだフローラは「ラグナ・ロック」で反撃に転ずるが、ゾルダーはマジック「バキュームシンボル」で窮地を脱する。次のターンで図らずも勇貴のキィスピリット「鉄騎皇イグドラシル」を召喚したゾルダーは「ラグナ・ロック」を召喚。「ラグナ・ロック」は、前世の二人が離ればなれになった時、再会の目印にした絆のカードだった。不思議な因縁を感じつつも、そんな訳はないと意見が一致する。歯がゆい思いのクラッキー達がバトルを見守るなか、一枚上手のゾルダーが勝利する。言い掛かりをつけていたフローラは、ゾルダーを「兄様」と呼び慕う事になる。それを温かく見届けるダン達だった。