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巨大な闘技場。バトルフィールドの周囲にはいくつもの空中観覧席が浮かんでいる。司会のギャラクシー渡辺がグラン・ロロチャンピオンシップの開会を宣言する。会場は大勢の異界人で大盛り上がりだが、ダンは浮かない顔をしている。会場に入る直前、魔ゐはダンたちに別れを告げ、ヴァイオレット号は去っていったのだった。大会を主催する青嵐帝ブルストムは、その巨体を悪趣味な青尽くしの衣装と装飾で包み、歓声を受け止めている。なぜかそばには硯が付従い、褒美にカードをもらっていた。そして大会内容は、まずガンスリンガーバトル。先に10勝したカードバトラー16名をハイランカーとして認定し、本戦トーナメントに出場できる。
次々にハイランカー16名が決定し、ついに決勝トーナメントが始まった。第一試合、硯が登場する。硯の相手はランデル。白デッキを使用するが、硯は青の専用効果「粉砕」を存分に使い、デッキ破壊を狙っている。硯はリザーブに貯まったコアを見ると背筋を伸ばし一枚のカードを掲げる。青のXレア巨人大帝アレクサンダーだ。アレクサンダーを召喚し、アタックする。アタック時の効果として破壊したスピリットのコスト(4以下)と同じ枚数をデッキから破壊できるのだ。さらにアレクサンダーの効果「強襲」を発動。自分のネクサスを一つ疲労状態にすることで指定された回数までスピリットを回復できるのだ。コンボを警戒したランデルはマジック「ブリザードウォール」で硯の攻撃を遮断する。ところが硯は再びアレクサンダーでアタックし、デッキから4枚カードを破壊。硯はライフを減らす事が出来なくともデッキは破壊できると歌い、回復に次ぐ回復、破壊と破棄の恐怖のコラボで次々とランデルのスピリットとデッキを破壊するのだった。ついにランデルのデッキは全て破壊され、デッキアウトで、硯が勝利をおさめるのだった。
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