モーブの蜂起から2年。
ヴィザルガ=異界王とのバトルを経て
「異界グラン・ロロ」に降り立った
ガレット・レヴォ。
そこは、ガレットの価値観を
大きく変える場所であった。
たどり着いた「白の世界」で、
ガレットは一人の青年と出会う。
一方、モーブを導く指導者として
立ち上がったヴァルト・パークスは、
空中要塞を使い、統一政府をけん制。
統一政府とモーブの対立は
一触即発の緊張状態を続けていた。
ガレットは、
異界見聞録が示す未来を
変えることができるのか。
運命の歯車は回り続け、
ついに世界は変革の時を迎える。
第1話「継承」
三種のカードを集め、異界グラン・ロロへの扉を開いたガレット。彼が誘われたのは、遙か昔、まだバトルスピリッツの広まっていない、争いが絶えない時代のグラン・ロロだった。
戦乱のグラン・ロロを巡るガレットは、〈白の王〉との出会いを果たす。彼は世界から争いをなくしたい、と己の理想をガレットに語る。そして、その一歩として〈緑の姫〉との婚礼に臨もうとしていた。
その式典の場に同席するガレット、しかし、そこに異界王の軍勢が現れて――。
第2話「劫火」
グラン・ロロを旅したガレットは、多くの異界人の仲間を得た。ガレットは彼らと共に旅の最終地、マギサのいる神殿を訪れる。ガレットは旅する中で見出した答えをぶつけるべく、マギサにバトルを挑む。
一方、地球ではモーブと統一政府の対立が激しさを増していた。暴動が起き、失われるモーブの命。ヴァルトは武力による報復を求める部下たちの訴えを、人間・魔族と同じ方法は取らないと拒絶する。しかし、部下達はそのヴァルトの決断に従えず……。
第3話「帰還」
地球へ帰還したガレットは、地球と異界グラン・ロロの融合――グランリセットを行うと宣言する。融合により、これまでの常識と価値観を白紙に戻す。それがグラン・ロロで見出したガレットの革命だった。
その宣言に世界が動揺する中、ガレットはシンボルを通じてヴァルトから接触を受ける。
言葉を交わそうとする二人。しかし、その対話はヴァルトが襲撃を受けたことで、唐突に終わってしまう。突然の窮地をヴァルトはリイン、ライムたちと協力して、切り抜けようとするが……。
第4話「世界」
ガレットは、グランリセットにかける思いをリインに語る。
しかし、リインは賛同を示せない。統一政府に戻るという彼女に、ゴッツレンとモンザがグラン・ロロの大使として同行する。リインたちを見送ったガレットは、ヴァルトに会うために空中要塞へと向かう。
再び対峙するガレットとヴァルト。二人が互いの想いを話す場として選んだのは、バトルフィールドだった。しかし、そんな二人を邪魔するように空中要塞に攻撃がしかけられる。
グランリセットを巡って、世界が大きく動き出そうとしていた。